高田美和

　　大学生紫藤纯一（五代高之 饰）一心想挤进上流阶层，利用假期到轻井泽的高级餐馆打工。几天后，紫藤作为服务员被派往中川总业的社长中川玄一郎（土屋嘉男 饰）的别墅。在那里，紫藤对社长夫人佳子（高田美和 饰）一见钟情，恍惚中紫藤失手滑落了餐盘，遭到中川痛责，但是佳子庇护了紫藤。　　第二天，被解雇的紫藤偶然遇到了带着儿子有一（伊藤将人 饰）的佳子。佳子离开了包养情人的中川，过着孤独的生活。佳子对紫藤的遭遇表示同情，决定请他做家庭教师。紫藤抓住了进阶的机会，顺利地勾引上佳子。不料，在住进佳子亡姐的别墅以后，佳子的外甥女亚矢（吉川由美 饰）和她的恋人冈崎财阀的少爷雅和（五代高之 饰）盯上了紫藤。有案在身的雅和想利用紫藤伪造自己已死的假象，逃脱警方和仇家的追踪。入夜，紫藤和亚矢如约来到冈崎的别墅，发现了已经死去多时的冈崎。害怕受到牵连的紫藤匆匆将尸体掩埋，并威胁亚矢说两个人已经是共犯，迫使亚矢结婚。　　紫藤和亚矢去餐厅吃饭的时候，遇到了带着有一的佳子。得知两人已经订婚了，受到打击的佳子默默离开了餐厅。看到佳子伤心欲绝的模样，紫藤忍不住向她吐露了实情。为了确认真相，佳子向警方报了案，结果挖出了雅和的尸体，紫藤和亚矢被迫开始驾车逃亡，途中迎面撞上高速行进的列车，两人当场死亡。听到紫藤的死亡消息，佳子前往遗体安置所。在那里，酒岛警视（江原真二郎 饰）告诉佳子杀害雅和的并不是紫藤。佳子亲吻着被切断了脖子的紫藤，百感交集。轻井泽的夏天，好像什么都没发生过一样又要结束了...

　　第十作　　荒涼とした北国を旅する眠狂四郎（市川雷蔵）は、侍を襲い密書を奪い取る一団を目撃したことから、家老の稲田外記（安部徹）と堀妥女正（小沢栄太郎）が対立する佐伯藩のお家騒動に巻き込まれる。外記派からは密書を奪ったと誤解され、妥女正派からは外記派とみなされた。次々と襲い来る美女たちの誘惑の罠をからくも切り抜ける狂四郎。やがて狂四郎は、外記派の成瀬辰馬（田村高廣）・妥女正派から雇われた剣の使い手・野々宮甚内（伊藤雄之助）と刃を交えつつも奇妙な友情を抱くようになるが…

　　愛宕神社の境内、狂四郎は赤座軍兵衛と名乗る侍の手から老人を救った。一向に風采のあがらないその老人が朝比奈という勘定奉行の職にある男と聞いて狂四郎は興味を唆られた。狂四郎の耳には幾つかの興味ある事実が入った。家斉の息女高姫は堀家に嫁ぎながら、早くから夫を失い奔放で驕慢な生活をしていること、そして、用人主膳は札差、米問屋などに賄賂とひきかえに朝比奈の抹殺を約していること。又赤座も朝比奈を狙っていること。等々。ある日、遊楽帰りの高姫に出会った狂四郎は、主膳が手練の殺人者をくり出す事を知りながら、小気味よいいたずらっけを楽しんでいた。よりすぐりの殺人者が揃った。赤座、増子、榊原、海老名それに、キリスト教の布教に囚われている夫を救うため、主膳の膝下にある采女が加わっていた。動機も武術も異る五人は、狂四郎の身辺に危害を加えようと立ち廻った。ある日狂四郎の前にあらわれた采女の妖しい魅力にひきつけられて居酒屋ののれんをくぐると、不覚にも高姫の罠にかかり、両手を縛られ、高姫の褥の傍に据えられた。動けぬ狂四郎を前に、手をかえ品をかえてせまってくる殺人者の中を、生きぬけた狂四郎に、全てを失敗した主膳は、狂四郎と柳生但馬守との御前試合を計った。冷い眼をすえる高姫の前で、見事狂四郎は相手の胸をついた。敗北を認める高姫の口から、思わず浪人狂四郎を慕う言葉がもれた。が、なをもあきらめない主膳は、采女を囮りに狂四郎を狙っていた。殺気をはらむ武蔵野の枯野原を、対決の時は刻一刻と迫まっていった。